HSPさんの歩きかた~ばっしーのHSP考察コラム~

HSPをどう受け止めて歩いていくか。ビジネス系ライターによる考察コラムです。

【HSP・仕事】「職場のしんどさ」をHSPの特性と職場環境で考える

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「職場がしんどい」と感じるときはどうすればいいのか。

 

その基本的な考え方を前回の記事でお伝えしました。

 

www.hsp-arukikata.com

 

今回はさらにHSPの特性」に寄り添う形で、「職場のしんどさ」を考えてみたいと思います。

 

見えてくるのは「職場環境」というキーワード…

 

 

 

「しんどいもの」を明確に把握する

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前回は…

 

・何を「しんどい」と感じるのかは人それぞれ

・何を我慢できるかも人それぞれ

・何を我慢できないかも人それぞれ

 

ということをお伝えしましたが、これらの中身を「リストアップ」して「仕分け」していくためには、HSPの特性から「傾向」を知っておくことが役に立ちます。

 

「あ、これは我慢が難しいことなんだな」

 

と理解することができれば、今の職場環境に対する「適切なジャッジ」ができるようになります。

 

適切なジャッジとは、「ここはダメな職場」と判断することではありません。

 

この職場は、「これ」と「これ」と「これ」が自分には「我慢が難しい」からしんどいのだ、という明確な分析をするということです。

 

それらを押さえておけば…

 

・働きやすくなる工夫を考える

・転職して働く場所を変える

 

などの具体的なアクションにつなげることができるようになりますね。

 

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ばっしー

職場のしんどさ…抜け出すために、ポイント押さえていきますよ~

 

 

HSPの特性を確かめる

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HSPとは、そもそもどんな人のことを言うのか。

ここから丁寧にいきましょう。

 

これに関しては、心理学者で関西大学教授の串崎真志さんの著書にこうあります。

 

人に対する繊細をもっている人は、音・光・匂いなどの感覚も敏感だと言われています。このことを指摘したのは、アメリカの心理学者エレイン・アーロンです。彼女は、人に対する繊細さと、諸感覚の敏感さの両方を持っている人を、ハイリー・センシティブ・パーソン(HSP)と呼びました。(中略)専門的には、繊細・敏感な性質そのものは感覚処理感受性(sensory processing sensitivity)、それをもつ人のことをhighly sensitive personという…

 

引用:串崎真志 著「繊細な心の科学ーHSP入門ー」(風間書房 発行)

 

・人に対する繊細さ

・諸感覚の敏感さ

 

ここを持ち合わせていることがHSPの特性…

 

「職場のしんどさ」を「HSPの特性」で的確にとらえるには、この2つに注目するといいということが大事そうです。

 

じゃあ、もっとこれらを具体的に見てみましょう。

 

人に対する繊細さと諸感覚の敏感さ

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①「人に対する繊細さ」とは何なのか

 

代表的なものでいえば…

 

・人といると疲れるということ

・誰かの気分に左右されやすいということ

 

これらは「人に対する繊細さ」ですね。

 

この「人といると疲れる」をさらに具体的にみてみましょう。

 

次の四項目は、私が作成した「人疲れチェックリスト」です。最近、次のように感じたことがあったかどうか、ふり返ってみましょう。

 

・雑踏や人混みは、気疲れするので好きではないと思った。

・大勢の人と一緒にいて、ぐったり疲れて一人になりたいと思った。

・雑踏や人混みに出かけるのは気疲れするので、できれば避けたいと思った。

・雑踏や人混みに出かけて、気分や体調が悪くなることがあった。

 

ここでいう雑踏や人混みは、(中略)学級や習い事のクラスのような、顔見知りがいる小規模な場面を想定してもかまいません。

 

これらの項目に、一つでも二つでも当てはまれば、人疲れしやすい繊細さをもっている可能性があります。

 

引用:串崎真志 著「繊細な心の科学ーHSP入門ー」(風間書房 発行)

 

え、ちょっと待って…

一つでも当てはまったら「人疲れしやすい」人なんですか…

全部当てはまるんですけどー!!!

 

って僕は思いました 笑

 

これを踏まえると…

 

同じ時間を同じ環境で過ごしたHSPさんと非HSPさんを比べると

 

HSPさんの方が「人疲れ」でぐったりになっていることが考えられますね。

 

(※非HSPの方が疲れていないというわけではなく、「人に疲れている」という疲れの種類の話です。)

 

 

②「諸感覚の敏感さ」とは何なのか

 

これも串崎先生の書籍で確認してみましょう。

 

感覚の敏感さチェック

 

(中略)次のような項目が当てはまりませんか。

 

・服のタグ(表示札)が肌に当たるのがいや

・蛍光灯が眩しい

・騒音で疲れる

・臭いが苦手

・寝つきが悪い、など。

 

これらは、皮膚、光、音、匂い、身体感覚など、諸感覚の敏感さを表しています。すべてに当てはまる必要はありません。また、すべてに当てはまる人も少ないでしょうが、一つでも二つでも当てはまれば、敏感な感覚をもっている可能性があります。

 

引用:串崎真志 著「繊細な心の科学ーHSP入門ー」(風間書房 発行)

 

ほぇ~…

ま~た、ガッツリ当てはまっとるばい…

 

思わず方言が出てしまうほどに、そう思ってしまいました 笑

 

同じ時間を同じ環境で過ごしたHSPさんと非HSPさんを比べると

 

HSPさんの方が「あれもこれも気になる…」と神経が反応しっぱなしの状態にある、ということが考えられますね。

 

 

 

まとめ

 

これらの特性をざっくりと踏まえて考えてみると、HSPの方にとっては「仕事でパフォーマンスを発揮する」以前に…

 

「職場環境がどんな状態であるか」がとても大事である。

 

それらが整っていないと「そこに居続けることが難しい」ということが考えられます。

 

「人に対する繊細さ」を職場の例で考えると…

 

・人と過ごす時間が長い

・同じ空間にいる人数が多い

・怒りっぽい人が近くにいる

・不機嫌な人が近くにいる

・ひとりになれる時間が持てない

 

「諸感覚の敏感さ」も職場の例で考えると…

 

・ネクタイや制服の締め付けがストレス

・電気が明るすぎる

・電話やコピー機がずっとうるさい

・部屋の臭いが耐えられない

 

これらが当てはまれば当てはまるほど、「長居できる場所ではない」ということが考えられますね。

 

つまり

 

「職場がしんどい」と感じるようになるだろう、ということです。

 

もちろん、これらはあくまでも一例であり、HSPさんといえど「何が我慢できて、何が我慢できないか」は人それぞれだと思います。

 

ただ

 

職場がしんどいと感じるときは…

 

・人に対する繊細さ

・諸感覚の敏感さ

 

この2つのキーワードで、身の周りをチェックしてみると明確な分析ができるようになると考えられます。

 

これらを押さえて…

 

・働きやすくなる工夫を考える
・転職して働く場所を変える

 

などの具体的なアクションにつなげていきたいですね。

 

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ばっしー

「人疲れ」「感覚の辛さ」みんなこれを我慢している…どうやらそんなことはなさそうなので、しんどいものはしんどいと認識しちゃいましょ。すべてはそこから!

 

 

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